アパレル業界では、他業界に比べるとDX化の波に乗り遅れていると言ってもよいでしょう。というのも、アパレルには「ECサイトでは試着ができない」という根本的な問題が横たわっているのです。
加えて、アパレルとDXは相性が悪いという先入観もあり、なかなかDX化が進まないのが現状です。しかし、その中でも意欲的な企業は現れ始めています。その施策の一部を以下にご紹介しましょう。
アパレルでは、展示会やファッションショーをデジタル上で行ったり、RFIDタグを使った在庫管理など、DXの活用が始まっています。特に注目したいのは、商品はWEBサイトやアプリで見て、実店舗で試着や採寸サービスを行うというもの。ここでは、商品をデジタルで紹介するためのデジタルカタログの事例をご紹介します。
紙のカタログにQRコードを記載して、デジタルカタログに簡単にアクセスできるようにしています。
展示会などにも出店するのですが、バイヤーの方は会場で気になる商品をチェックして後日発注する、といった流れなので、発注までタイムラグが発生しています。そのラグを解消しようと、デジタルカタログをご覧いただき、その場で発注できるフローを構築しました。
紙のカタログよりも1週間ほど早く新しい情報をユーザーにお届けできるようになり、リピーター様の購入時の在庫切れが軽減されました。着実に閲覧数が増加しています。
また紙のカタログではできなかったスマホやタブレット、SNSユーザーに情報を配信できるようになったことが大きなメリットだと感じています。デジタルカタログは今後ユーザーにとって、より身近な存在になると思います。
iPadなどのデバイスの普及が進み、いくつかのデジタルブックソフトを試してきました。今使っているものはカタログ内の商品検索はあっという間で、瞬時に結果が出力されます。
また、年間定額制のプランにしたことで、カタログの製作数に制限がなくなりました。以前は断念していた小冊子などもデジタルブック化することができ、コスト面でも大変助かっています。
これまでDX化があまり進んでいなかったアパレル業界でも、スマートデバイスの普及によって徐々にDX化しつつあるようです。ユーザーへの新しいアプローチや工夫がされるようになり、また商談の場でもデジタルカタログが活用されるようになっています。今後このような流れは一層加速することでしょう。
初期費用を抑えられるクラウド型で、無料トライアルで使用感を確かめられるツールから、ストレージ容量に応じておすすめのツールを紹介します。
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※容量当たりのページ数は、1GB当たり200Pという計算で算出しています。
※選定基準:Google検索にて「デジタルカタログ 作成」と検索をして上位表示されるクラウド型のデジタルカタログ作成ツール、10ツールのうち、無料トライアルを行っている中から下記の基準で選定(2022年3月調査時点)
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